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安政大地震  [あ]

安政二年(1855)の10月2日に推定マグニチュード6.9の大地震が江戸の町を直撃した。記録によると全壊・焼失家屋1万4346戸、死者4000人、窮民38万人が出たとされる。倒壊した家屋の下敷きとなって「当代一」といわれた漢学者・藤田東湖が51歳で圧死したのもこのときだった。
前年11月にも大地震が関東・東海地方を襲い、東海道の交通が途絶し、12月に江戸で大火が発生、明けた安政二年は諸外国の艦船来航に加え、3月に日本橋・浅草に火災が発生するなど、江戸市中に不安が広がりつつあった。10月に発生したこの大地震が、市民に心理的動揺を与え、幕末への歩みを加速させたと指摘する向きもある。
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