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野上弥生子 のがみ・やえこ [の]

小手川ヤエ
1885~1985
1885年(明治十八)の6月、大分県臼杵市の造り酒屋の長女に生まれ、1900年に上京して明治女学院に学んだ。2年後、同郷の野上豊一郎が一高に入学してより以後、豊一郎を介して寺田寅彦、夏目漱石の知己を得た。女学院を卒後、ロンドン留学から帰国した豊一郎と結婚して姓を「野上」に改め、1907年に漱石の紹介で野上弥生子のペンネームで『ホトギス』に短編『縁』『七夕さま』を発表した。


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